午後3時のドルは157円前半でもみ合い、材料難で膠着感強い
12月26日、午後3時のドルは157円前半と、前日東京市場の午後5時時点からわずかにドル高/円安の水準で推移している。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)
Hiroko Hamada
[東京 26日 ロイター] -
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 157.32/157.37 1.0397/1.0399 163.60/163.65
午前9時現在 157.12/157.13 1.0399/1.0400 163.38/163.41
25日午後5時 157.00/157.30 1.0393/1.0410 163.45/163.49
午後3時のドルは157円前半と、前日東京市場の午後5時時点からわずかにドル高/円安の水準で推移している。新規の材料が乏しい上、年末を控えて取引参加者が少なくなる中、膠着感の強い地合いとなった。一方、日米の金融政策の方向性の差からドル/円は底堅いとの見方も聞かれた。
朝方157円前半で推移していたドルは、次第に水準を切り上げ、午前10時半ごろに157.47円付近まで上昇。買い一巡後は動意に乏しく、一進一退の値動きが継続した。市場では「年末に向けたポジション調整に伴う円高リスクは限られている印象」(国内証券・チーフ為替ストラテジスト)との指摘があった。
トレイダーズ証券の市場部長・井口喜雄氏はドル/円相場について、「基本的には、日米の金融政策の差を背景に上方向を試しやすいとみている」と話す。市場関係者の間では明日公表される、12月18―19日開催分の日銀金融政策決定会合の「主な意見」への関心が高まっており、「植田和男総裁の記者会見での発言をなぞるような内容であれば、日銀のハト派姿勢を再確認する形でドル/円は円安方向に振れる可能性があるだろう」(井口氏)という。
ユーロ/円は163円半ばで底堅い。相対的に円の弱さが目立っているとして、ユーロ/円も円安基調が続きやすいとの声が聞かれた。ユーロ/ドルは1.03ドル台後半で横ばい圏での推移が続いた。
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