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英賃金上昇率4%で横ばい、来年は減速へ=調査

2024年12月18日(水)11時30分

 12月18日、英人事データ企業ブライトマインは、英国の雇用主による賃上げ率が11月までの3カ月間で横ばいだったとの調査結果を発表した。写真は英バーミンガムにある工場で2022年7月撮影(2024 ロイター/Molly Darlington)

[18日 ロイター] - 英人事データ企業ブライトマインは18日、英国の雇用主による賃上げ率が11月までの3カ月間で横ばいだったとの調査結果を発表した。企業が新政権の増税に備えて予算を圧縮する結果、来年は賃上げ率が鈍化するとの見通しも示された。

賃上げ率の中央値は5カ月連続で4%となり、2023年全体の6%から減速した。

ただ調査では、賃金上昇圧力の高止まりを示す兆候がまたひとつ増えた形。17日の公式統計では賃金上昇ペースが高まっており、イングランド銀行(BOE、英中央銀行)は19日の政策金利決定に際してこの点に着目しそうだ。

ロイター調査では、エコノミスト全員がBOEは19日に金利を据え置くと予想している。

ブライトマインによると、雇用主の約40%が、政府予算に対応して給与予算を削減するとの見通しを示した。リーブス財務相が10月に発表した予算案には、雇用主による社会保障費負担の増加が盛り込まれた。

調査は9月1日から11月30日までに適用された22件の賃金改定に基づくもので、従業員約22万7000人をカバーしている。

ロイター
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