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FRB、インフレ抑制の「最後の1マイル」=セントルイス連銀総裁
2024年11月14日(木)05時09分
米セントルイス地区連銀のムサレム総裁は13日、連邦準備理事会(FRB)はインフレ抑制の「最後の1マイル」に差し掛かっており、物価上昇率はFRBが目標とする2%に収束しつつあるとの見解を示した。2022年1月撮影(2024年 ロイター/Joshua Roberts)
[13日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のムサレム総裁は13日、連邦準備理事会(FRB)はインフレ抑制の「最後の1マイル」に差し掛かっており、物価上昇率はFRBが目標とする2%に収束しつつあるとの見解を示した。
ただ、足元のデータはインフレ進展が鈍化もしくは反転するリスクの高まりを示唆しているとも指摘した。
ムサレム総裁は「現在の情報に基づく私の基本シナリオでは、インフレ率は中期的に2%に向けて収束すると予想する」とし、そうなればFRBは「慎重かつ忍耐強く」利下げを継続できると述べた。
ただ最近のデータは、「労働市場の望ましくない悪化のリスクは変わっていない、もしくは低下している可能性がある一方、インフレ率が2%に収束しない、もしくは上昇するリスクが高まっていることを示唆している」という認識を示した。