米EVのリビアン、第4四半期に粗利益計上へ コスト削減寄与
11月7日、米新興電気自動車(EV)メーカーのリビアンは第4・四半期に粗利益を計上するとの見通しを据え置いた。写真は同社製EVのロゴ。2022年12月撮影(2024年 ロイター/Mike Blake)
Akash Sriram Abhirup Roy
[7日 ロイター] - 米新興電気自動車(EV)メーカーのリビアンは7日、第4・四半期に粗利益を計上するとの見通しを据え置いた。
部品不足に伴う生産の混乱やEV需要の低迷に見舞われているものの、コスト削減や環境規制クレジットの販売が寄与するとしている。
通期の納入台数の見通しも据え置いた。これを受けて同社の株価は時間外取引で2%近く上昇。来年についても通期で粗利益を計上するとの見通しを示した。
今年と来年の規制クレジットの販売は約3億ドルと、昨年の7300万ドルから急増する見通し。
サプライヤーとの再交渉や製造工程の改善でコストを削減していることも明らかにした。
第3・四半期は駆動装置に使用する金属部品が大幅に不足し、生産が混乱したが、RJ・スカリンジ最高経営責任者(CEO)はロイターとのインタビューで、今回の部品不足で来年の生産が混乱することはないと述べた。
同業のルーシッドもコスト削減で赤字が縮小。時間外取引で株価が5%上昇した。
両社は2026年に現在よりも手頃な価格のモデルを発売する計画だ。