スズキがトヨタにEV初供給、25年春からインドで生産
10月30日、スズキはインドで生産するスポーツ多目的車(SUV)タイプの電気自動車(EV)を資本業務提携先のトヨタ自動車にOEM(相手先ブランドによる生産)供給すると発表した。写真はスズキのロゴ、2017年10月に都内で撮影(2024年 ロイター/Toru Hanai)
Maki Shiraki
[東京 30日 ロイター] - スズキは30日、インドで生産するスポーツ多目的車(SUV)タイプの電気自動車(EV)を資本業務提携先のトヨタ自動車にOEM(相手先ブランドによる生産)供給すると発表した。両社はこれまでガソリン車では相互にOEM供給するなどして協業してきたが、EVをOEM供給するのは初めて。
新型EVは、スズキがインド・グジャラート州の工場で2025年春から生産を開始し、インド、日本、欧州で順次投入する計画。トヨタブランドとしての販売時期や投入市場については今後発表する。
新EVの心臓部となる電子制御(ECU)やモーターなどで構成されるユニットとプラットフォーム(車台)は、スズキとトヨタ、トヨタ子会社のダイハツ工業の3社で共同開発し、スズキが車両全体の開発を手掛ける。ダイハツは新EVの販売は予定していない。