ドイツ経済、予想外に景気後退回避 第3四半期GDPが0.2%拡大
10月30日、ドイツ連邦統計庁が発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前期比0.2%拡大した。独シュツットガルトで3月4日撮影(2024年 ロイター/Wolfgang Rattay)
Maria Martinez
[ベルリン 30日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が30日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前期比0.2%拡大した。政府支出と家計支出に支えられ、「テクニカル・リセッション(景気後退)」と見なされる2四半期連続のマイナス成長を予想外に回避した。
アナリストは0.1%縮小を予想していた。
第2・四半期のGDPは0.1%減から0.3%減に下方改定された。
これとは別に、連邦雇用庁が発表した10月の失業者数は季節調整済みで2万7000人増の286万人となった。アナリストは1万5000人の増加を予想していた。
季節調整済みの失業率は6.1%で横ばいだった。
同庁は「労働市場の秋の好転は、今年はほとんど実現しなかった」と指摘した。