米ハネウェル、グーグルと提携 データと生成ＡＩを統合

　１０月２１日、米複合企業ハネウェルは、人工知能（ＡＩ）技術と産業データとの融合に向けて米アルファベット傘下のグーグルと提携した。写真はハネウェルのロゴ。スイスのジュネーブで２０１７年５月撮影（２０２４　ロイター／Denis Balibouse）

[２１日 ロイター] - 米複合企業ハネウェルは、人工知能（ＡＩ）技術と産業データとの融合に向けて米アルファベット傘下のグーグルと提携した。両社が２１日、発表した。

ＡＩを搭載したツールを構築し、２０２５年からハネウェルの顧客に届ける予定だ。エンジニア、倉庫従業員、技術者などの作業の自動化に活用する。また、顧客の保守費用の削減、業務生産性の向上、従業員のスキルアップにもつなげたい考えだ。

グーグルの高度なＡＩ技術「ジェミニ」と、ハネウェルのＡＩ対応ソフトウエア「フォージ」プラットフォームを通じて収集した産業データを結び付ける。人手不足への対応を迫られている業界で、作業の自動化と時間短縮に活用されることを見込んでいる。

ハネウェルによると、グーグルのＡＩプラットフォーム「バーテックス」上にＡＩを用いた新たなエージェントを構築し、作業を自動化することで設計サイクルの短縮につなげる。また、利用者は画像や動画、テキスト、センサーの測定値といった」さまざまなデータを処理できるようになる。