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ボーイング、賃上げ案撤回 労使交渉中断

2024年10月09日(水)13時12分

 米ボーイングは8日、ストライキを実施中の労働組合に提示していた賃上げ案を撤回したことを明らかにした。ワシントン州レントンの同社生産施設前で9月撮影(2024年 ロイター/David Ryder)

Shivani Tanna David Shepardson

[8日 ロイター] - 米ボーイングは8日、ストライキを実施中の労働組合に提示していた賃上げ案を撤回したことを明らかにした。労組側とさらに交渉する予定はないとしている。

ボーイング・コマーシャル・エアプレーンズのトップ、ステファニー・ポープ氏は従業員向けの文書で「残念ながら、組合はわれわれの提案を真剣に検討しなかった」とし、組合の要求は「交渉不可能だ」と述べた。

「これ以上の交渉は現時点では意味がなく、われわれの提案は撤回された」としている。

労組は4年間で40%の賃上げと、10年前の契約で撤回された確定給付型年金の復活を要求。経営側は先月、「最善かつ最終」の案として30%の賃上げと業績連動型賞与の復活を提示していた。

ロイター
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