ニュース速報
ワールド

インド中銀、予想通り金利据え置き 政策スタンス「中立」に修正

2024年10月09日(水)14時10分

インド準備銀行(中央銀行、RBI)は9日、主要政策金利のレポレートを6.50%に据え置いた。写真は中銀本店で2023年4月に撮影(2024年 ロイター/Francis Mascarenhas)

[ムンバイ 9日 ロイター] - インド準備銀行(中央銀行、RBI)は9日、主要政策金利のレポレートを6.50%に据え置いた。据え置きは10会合連続で、市場の予想通りだった。

一方、景気減速の兆しが見られる中、政策スタンスを「緩和の撤回」から「中立」に修正し、利下げに道を開いた。

ロイター調査では対象エコノミスト76人の8割が据え置きを予想していた。

中銀は昨年2月に6.50%への利上げを実施して以降、金利を据え置いてきた。

8月の消費者物価指数(CPI)は前年比3.65%上昇し、伸び率は中銀目標の4%を2カ月連続で下回ったが、7月改定値の3.60%から加速し、ロイターがまとめたエコノミスト予想の3.5%も上回った。

中東情勢の緊迫化がインフレ見通しを不透明にしている一方で、経済成長を巡る懸念も浮上しつつある。

インド製造業購買担当者景気指数 (PMI)は9月に8カ月ぶりの低水準、サービスPMIは10カ月ぶりの低水準を記録。4─6月期国内総生産(GDP)は6.7%増に鈍化した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ロシア大統領府、プーチン氏とトランプ氏の電話を否定

ワールド

再生エネ、30年までに発電容量3倍目標は未達の公算

ワールド

衆議院が解散

ビジネス

リオ・ティント、アルカディウムを67億ドルで買収 
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:米経済のリアル
特集:米経済のリアル
2024年10月15日号(10/ 8発売)

経済指標は良好だが、猛烈な物価上昇に苦しむ多くのアメリカ国民にその実感はない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    コストコの人気ケーキに驚きの発見...中に入っていた「まさかのもの」とは?
  • 2
    ウクライナ軍がミサイル基地にもなる黒海の石油施設を奪還か、当局が作戦映像を公開
  • 3
    2匹の巨大ヘビが激しく闘う様子を撮影...意外な「決闘」方法に「現実はこう」「想像と違う」の声
  • 4
    戦術で勝ち戦略で負ける......「作戦大成功」のイス…
  • 5
    「ロシアの無人機攻撃」...ウクライナとルーマニアの…
  • 6
    神田伯山が語る25年大河ドラマ主人公・蔦屋重三郎「…
  • 7
    ハマス奇襲から1年。「イランの核をまず叩け」と煽…
  • 8
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 9
    ウクライナ、ロシア国境奥深くの石油施設に猛攻 ア…
  • 10
    キャサリン妃がこれまでに着用を許された、4つのティ…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    キャサリン妃がこれまでに着用を許された、4つのティアラが織りなす「感傷的な物語」
  • 3
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
  • 4
    借金と少子高齢化と買い控え......「デフレ三重苦」…
  • 5
    アラスカ上空でロシア軍機がF16の後方死角からパッシ…
  • 6
    コストコの人気ケーキに驚きの発見...中に入っていた…
  • 7
    【独占インタビュー】ロバーツ監督が目撃、大谷翔平…
  • 8
    大谷翔平と愛犬デコピンのバッテリーに球場は大歓声…
  • 9
    2匹の巨大ヘビが激しく闘う様子を撮影...意外な「決…
  • 10
    NewJeansミンジが涙目 夢をかなえた彼女を待ってい…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 3
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは...」と飼い主...住宅から巨大ニシキヘビ押収 驚愕のその姿とは?
  • 4
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 5
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 6
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 7
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 8
    エコ意識が高過ぎ?...キャサリン妃の「予想外ファッ…
  • 9
    キャサリン妃がこれまでに着用を許された、4つのティ…
  • 10
    キャサリン妃の「外交ファッション」は圧倒的存在感.…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中