ブラジル最高裁、Xのサービス即時再開承認
ブラジル最高裁判所のデモラエス判事は10月8日、米実業家イーロン・マスク氏が率いる短文投稿サイトのX(旧ツイッター)のブラジルでのサービスの即時再開を承認した。写真は、最高裁の映ったスマホと、Xのロゴ。8月30日、ブラジリアで撮影(2024年 ロイター/Ueslei Marcelino)
[ブラジリア 8日 ロイター] - ブラジル最高裁判所のデモラエス判事は8日、米実業家イーロン・マスク氏が率いる短文投稿サイトのX(旧ツイッター)のブラジルでのサービスの即時再開を承認した。
デモラエス氏は「ブラジルでのXのサービス再開に向けた全ての要件が文書化された」と述べた。
Xは8月終盤以降、ヘイトスピーチ規制やブラジルにおける法定代理人の指名に関連した裁判所命令に従わなかったとの理由でサービスを停止されていた。
マスク氏は当初、裁判所の命令を検閲と批判し、デモラエス氏を「独裁者」と呼んで全面的に対決姿勢を取っていた。その後、特定アカウントのブロック命令を履行し、法定代理人選任や制裁金支払いに応じるなど協力的な態度に転じた。
デモラエス氏は8日、ブラジルの通信規制当局が24時間以内にXの回線復活が可能となるよう作業しなければならないとの判断を示した。