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英サービスPMI、9月改定52.4に低下 販売価格の伸び鈍化

2024年10月03日(木)18時42分

 10月3日、S&Pグローバルが発表した9月の英サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は52.4と、前月の53.7から低下したものの、景況拡大・悪化の分かれ目となる50を引き続き上回った。ロンドンのレストランで8月撮影(2024年 ロイター/Hannah McKay)

[ロンドン 3日 ロイター] - S&Pグローバルが3日発表した9月の英サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は52.4と、前月の53.7から低下したものの、景況拡大・悪化の分かれ目となる50を引き続き上回った。

速報値の52.8から下方改定された。

販売価格は約4年ぶりの鈍い伸びとなった。イングランド銀行(英中央銀行)が歓迎しそうな内容だ。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミクス・ディレクター、ティム・ムーア氏は「受注改善とインフレ圧力の軟化により、英国経済が依然として明るい軌道にあることが示唆された」と指摘。最も心強いのは販売価格インフレが2021年2月以来の低水準になったことだという。

英中銀は国内経済のインフレ圧力を評価する上でサービス部門の価格を注視。多くの投資家は11月の追加利下げを見込んでいる。

販売価格の上昇ペースは過去平均をなお上回っているものの、鈍化は3カ月連続。8月に43カ月ぶりの低水準だった仕入れ価格は小幅に上昇した。

調査ではまた、主に国内顧客からの受注が好調であることが示され、今後1年間のビジネス期待を高めている。

サービス業とすでに発表された製造業を合わせた総合PMIは52.6と、8月の53.8から低下した。

※写真を差し替え再送します。

ロイター
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