ニュース速報
ビジネス

英中銀、より積極的な利下げも インフレ動向次第=総裁

2024年10月03日(木)17時45分

10月3日、 イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁(写真)は、インフレの動向次第で一段と積極的に利下げに動く可能性があると述べた。ロンドンで8月代表撮影(2024年 ロイター)

[ロンドン 3日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は、インフレの動向次第で一段と積極的に利下げに動く可能性があると述べた。中東の紛争により原油価格が上昇することもあり得るとの見方も示した。

英紙ガーディアンに対し、インフレに関する良いニュースが続けば、利下げに関して「もう少し積極的(active)」かつ「もう少し大胆(aggressive)」になる可能性があると述べた。

中銀が懸念していたほどインフレ圧力が持続的でないことに勇気づけられたが、中東情勢はリスクをもたらしているとの見方を示した。

「地政学的な懸念は非常に深刻だ。今起きていることは悲劇的だ」と述べ、「ストレスがあるのは明らかで、このストレスがまだかなり高水準にある市場とどう関係するかが本当の問題だ」と指摘した。

「(原油)市場の安定を維持する強い決意」があるように見えるが、「事態が本当に悪化した場合、制御できなくなる恐れがある。状況が悪化する可能性があるため、引き続き監視する必要がある」と強調した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

EU、ハンガリーを提訴 「国家主権保護」法巡り

ビジネス

スイスCPI、9月は前年比+0.8% 追加利下げ観

ワールド

イスラエル軍「ヒズボラ戦闘員15人殺害」、レバノン

ビジネス

政府・日銀、デフレ脱却へアコード再確認 「密接に連
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:大谷の偉業
特集:大谷の偉業
2024年10月 8日号(10/ 1発売)

ドジャース地区優勝と初の「50-50」を達成した大谷翔平をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
  • 3
    大谷翔平と愛犬デコピンのバッテリーに球場は大歓声! でも終わったあとは「逃げられてる?」
  • 4
    【独占インタビュー】ロバーツ監督が目撃、大谷翔平…
  • 5
    8日間のはずが8カ月に...宇宙飛行士の「足止め騒動」…
  • 6
    サッカーユニから胸を「まる出し」、下は穿かず...人…
  • 7
    アメリカに移住しても日本に留学しても......中国人…
  • 8
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 9
    アラスカ上空でロシア軍機がF16の後方死角からパッシ…
  • 10
    年収600万円、消費者金融の仕事は悪くなかったが、債…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
  • 3
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ日本の伝統文化? カギは大手メディアが仕掛ける「伝検」
  • 4
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 5
    エコ意識が高過ぎ?...キャサリン妃の「予想外ファッ…
  • 6
    ワーテルローの戦い、発掘で見つかった大量の切断さ…
  • 7
    白米が玄米よりもヘルシーに
  • 8
    中国で牛乳受難、国家推奨にもかかわらず消費者はそ…
  • 9
    大谷翔平と愛犬デコピンのバッテリーに球場は大歓声…
  • 10
    【クイズ】「バッハ(Bach)」はドイツ語でどういう…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 3
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
  • 4
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 5
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
  • 6
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 7
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 8
    国立西洋美術館『モネ 睡蓮のとき』 鑑賞チケット5組…
  • 9
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 10
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中