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マネタリーベース、9月は前年比0.1%減 23年7月以来のマイナス転換

2024年10月02日(水)09時50分

 日銀が10月2日に発表した9月のマネタリーベースの平均残高は、前年比0.1%減の669兆4463億円だった。写真は円紙幣。2011年8月撮影(2024年 ロイター/Yuriko Nakao)

Takahiko Wada

[東京 2日 ロイター] - 日銀が2日に発表した9月のマネタリーベースの平均残高は、前年比0.1%減の669兆4463億円だった。前年比マイナスに転じるのは2023年7月以来。国債買い入れの減額で日銀当座預金の伸び率が大きく鈍化した。残高は4月の689兆8964億円をピークに緩やかな減少傾向に転じている。

内訳は、日銀当預が0.2%増の545兆2820億円と、伸び率が前月の1.0%を大きく下回った。国債買い入れ減額計画に沿い、日銀は9月に5兆3400億円買い入れた。前年比では28.6%減。紙幣は1.1%減の119兆4670億円、貨幣は1.4%減の4兆6973億円だった。

9月末のマネタリーベース残高は673兆4537億円で、前月末を下回った。

マネタリーベースは、市中に出回っている現金と金融機関が日銀に預けている当座預金の合計値で、日銀が供給する通貨を表す。

ロイター
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