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S&P、イスラエル格付け「A」に引き下げ ヒズボラとの紛争で
2024年10月02日(水)08時13分
格付け会社S&Pグローバルは10月1日、イスラエルの長期格付けを「Aプラス」から「A」に引き下げた。ガザからイスラエルへ発射されたミサイル(2024年 ロイター/Amir Cohen)
[1日 ロイター] - 格付け会社S&Pグローバルは1日、イスラエルの長期格付けを「Aプラス」から「A」に引き下げた。レバノンの親イラン武装組織ヒズボラとの紛争激化による経済と財政へのリスクを理由に挙げた。
S&Pは経済的影響を悪化させかねないイスラエルへのロケット弾による報復攻撃など潜在的な安全保障上の脅威に対する懸念を示した。
「パレスチナ自治区ガザでの軍事活動とレバノンへの地上侵攻を含むイスラエル北部国境での戦闘の激化は2025年まで続く可能性があり、イスラエルへの報復リスクがあるとみている」とした。
格付け見通しは「ネガティブ」に据え置いた。
ムーディーズは先週、イスラエルの格付けを「A2」から「Baa1」へ2段階引き下げ、ヒズボラとの緊張が全面的な紛争に発展した場合、格付けをさらに引き下げ「ジャンク(投機的等級)」にする可能性があると指摘した。