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米チャールズ・シュワブ、16年間在任のベッティンガーCEOが退任へ

2024年10月02日(水)08時08分

米金融サービス会社チャールズ・シュワブは10月1日、最高経営責任者(CEO)を約16年間務めてきたウォルト・ベッティンガー氏が今年末に退任して取締役会共同会長となり、後任CEOにリック・ワースター社長が就任すると発表した。2015年11月、サンフランシスコで撮影(2024年 ロイター/Elijah Nouvelage)

[1日 ロイター] - 米金融サービス会社チャールズ・シュワブは1日、最高経営責任者(CEO)を約16年間務めてきたウォルト・ベッティンガー氏が今年末に退任して取締役会共同会長となり、後任CEOにリック・ワースター社長が就任すると発表した。

金利の高止まりを背景に預金や負債を抱えるコストが上昇しており、チャールズ・シュワブの利益を圧迫している。株式市場が活況を呈している中で、チャールズ・シュワブの株価は今年に入ってから6%弱下落している。

モーニングスターの北米金融サービス・エクイティ調査担当のマイケル・ウォン氏は「ベッティンガー氏にはあと1年だけであっても、もう少し長く(CEOを)務めてほしかった」とし、「特にCEOクラスには、もっと継続性がほしかった」と語った。

チャールズ・シュワブは最近数カ月間、新たな最高財務責任者(CFO)の指名を含めて経営陣を入れ換えていた。6月にはジョー・マルティネット最高執行責任者(COO)も社内の別のポジションに移っていた。

TDコーウェンのアナリストは、今回の人事異動は「十分に予想されたこと」で「自然に思える」ものの、投資家は今後の経営戦略に疑問を持つだろうとの見方を示した。

ロイター
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