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銀行・信金の貸出、8月は+3.0% 円高で都銀の伸び鈍化=日銀

2024年09月09日(月)09時42分

 9月9日、 日銀が発表した8月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平均残高は前年比3.0%増の624兆2430億円だった。写真は日銀本店前で3月撮影(2024 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Takahiko Wada

[東京 9日 ロイター] - 日銀が9日に発表した8月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平均残高は前年比3.0%増の624兆2430億円だった。M&A(企業の合併・買収)関連や不動産関連、経済活動の改善に伴う資金需要が続いている。都銀等では、個別のM&A案件の金額の違いに加え、為替円高で外貨建て貸出の円換算ベースの金額が目減りしたことで伸び率が鈍化した。

銀行・信金計の貸出平残の前年比伸び率は前月を下回った。業態別にみると、都銀等が3.7%増の251兆1911億円となり、伸び率は前月の4.1%から縮小した。地銀・第二地銀は3.1%増の295兆5430億円で、残高は1991年7月以降の最高を更新した。信金は0.7%増だった。

預金平残は都銀・地銀・第二地銀の3業態と信金の合計で前年比1.2%増の1049兆2601億円だった。伸び率は前月の1.2%から変わらず。貸出の増加や、財政資金の滞留などで預金残高は高めの水準が続いている。

ロイター
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