米7月新築住宅販売、前月比10.6%増 約1年ぶり高水準
米商務省が23日発表した7月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比10.6%増の73万9000戸だった。2022年6月撮影(2024年 ロイター/Lucy Nicholson)
[23日 ロイター] - 米商務省が23日発表した7月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比10.6%増の73万9000戸と、2023年5月以来の高水準を付けた。住宅ローン金利の低下を受け需要が押し上げられ、住宅市場が回復しつつあることが改めて示された。
ロイターがまとめた予想は62万5000戸。前年同月比では5.6%増えた。
6月の販売戸数は66万8000戸と、前回発表の61万7000戸から上方改定された。
米国の住宅販売戸数のうち10%超を占める新築住宅販売戸数は契約時に計上される。このため、前月比の増減率は変動しやすい。
米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)のデータによると、30年固定金利住宅ローン金利の平均は、今週6.46%と、2023年5月以来の低水準となり、昨年の同時期より0.5%ポイント超下がったほか、5月初めの6カ月ぶりの高水準7.22%から低下傾向にある。米連邦準備理事会(FRB)による9月利下げの示唆を受けたもので、住宅の販売加速につながる可能性がある。