〔情報BOX〕パウエル米FRB議長の発言要旨
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米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は2日、ポルトガルで開催された欧州中央銀行(ECB)主催の会合で、FRBは利下げに着手する前にインフレ鈍化に関する一段のデータを確認する必要があるという見解を示した。2013年7月撮影(2024年 ロイター/Jonathan Ernst)
[2日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は2日、ポルトガルで開催された欧州中央銀行(ECB)主催の会合で、FRBは利下げに着手する前にインフレ鈍化に関する一段のデータを確認する必要があるという見解を示した。
発言内容は以下の通り。
*労働市場はなお堅調
*ディスインフレ傾向に再開の兆し
*インフレ対策で進展が見られた
*ディスンフレの道に戻りつつある
*政策金利を引き下げる前に一段の確信が必要
*最近発表されているような経済指標が一段と必要
*経済指標で大きな進展が示されている
*労働市場が予想外に弱まれば対応する
*われわれには時間をかけて正しく対応する能力がある
*(対応が)早すぎることと遅すぎることのリスクを十分に認識
*リスクは一段と均衡化しつつある
*サービスインフレは通常、一段と粘り強い
*賃金インフレは持続可能な水準に向かって下降傾向にあるが、均衡水準をなお上回っている
*労働市場は冷え込みつつある
*インフレ率は来年末かその翌年に2%に戻る可能性
*FRBの政策はなお制約的で適切
*米国では独立したFRBに対する幅広い支持がある
*連邦議会で両党とも独立したFRBを支持
*財政赤字は極めて大きい
*財政赤字の道は持続不可能
*遅かれ早かれこの問題に取り組む必要がある、早いほど望ましい良い
*大部分の人は超低金利に戻ることはないと考えているが、誰にも分からない
*1年後のインフレ率は2%台前半から半ばになる