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為替には複数要因絡む、アベノミクスも円安の「一つの要素かも」=財務相

2024年07月02日(火)12時13分

 7月2日、鈴木俊一財務相(写真)は閣議後会見で、為替相場の動きには市場心理や投機の動きなどさまざまな要因が絡むとし、「アベノミクス」についても「たくさんある(円安の)要素の一つかもしれない」との認識を示した。写真は米ワシントンで4月撮影(2024 ロイター/Ken Cedeno)

Yoshifumi Takemoto

[東京 2日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は2日の閣議後会見で、為替相場の動きには市場心理や投機の動きなどさまざまな要因が絡むとし、「アベノミクス」についても「たくさんある(円安の)要素の一つかもしれない」との認識を示した。足元の為替相場についてコメントはせず、為替に対する政府の姿勢は変わらないと述べた。

会見では、安倍晋三元首相が掲げたアベノミクス政策による大規模金融緩和の結果、円安が進んだのではないかとの質問が出た。鈴木財務相は、為替相場を動かす要因は「物価や経常収支、市場参加者のセンチメント、投機の動きなどもある」と指摘し、アベノミクスについて「為替の状況につながっているかというとそうは言い切れないが、たくさんある要素の一つではあるかもしれない」との見解を示した。

足元の為替の動きについては具体的な言及はせず、「政府の為替に対する考え方は変わらない」と述べるにとどめた。「大臣の立場としては、市場の動きを注意深く見守っていく」とした。

*詳細を追加し再構成しました。

ロイター
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