ニュース速報
ワールド

中国、フィリピンを極超音速ミサイルの標的に=マルコス上院議員

2024年07月04日(木)13時17分

 フィリピンのアイミー・マルコス上院議員(左)はソーシャルメディアに2日投稿した短編動画で、フィリピンを極超音速ミサイルの標的にする中国の計画を知っていると述べた。写真は2018年4月、弟のフェルディナンド・マルコス・ジュニア氏と会見に臨む同議員(2024年 ロイター/Romeo Ranoco)

Mikhail Flores Karen Lema

[マニラ 3日 ロイター] - フィリピンのアイミー・マルコス上院議員はソーシャルメディアに2日投稿した短編動画で、フィリピンを極超音速ミサイルの標的にする中国の計画を知っていると述べた。

マルコス議員はマルコス大統領の姉で、上院外交関係委員会の委員長を務める。この動画はこれまでにTiktok(ティックトック)で90万回余り、フェイスブックで10万回余り再生された。

マルコス議員は動画で、中国は極超音速ミサイルの標的としてフィリピンの25カ所を設定しており、最初の攻撃対象には台湾に近いフィリピン北部バタン諸島が含まれると主張した。

ただこれを裏付ける証拠の提供はなく、情報をどこで入手したか説明はなかった。

マルコス議員は、マルコス大統領の親米政策を見て、中国はフィリピンを脅威とみなすようになったと指摘した。

フィリピン国家安全保障会議の報道官は、マルコス議員が言及した安全保障上の脅威については「承知していない」と語り、同議員に追加情報を求めるとした。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ハマス、イスラエル人質解放巡る米提案に合意 一部譲

ワールド

イラン大統領選、改革派ペゼシュキアン氏が当選 決選

ワールド

バイデン氏、選挙戦継続を強調 認知力検査の受診には

ワールド

アングル:インド経済最大のリスクは「水」、高成長の
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:中国EVの実力
特集:中国EVの実力
2024年7月 9日号(7/ 2発売)

欧米の包囲網と販売減速に直面した「進撃の中華EV」のリアルな現在地

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ルイ王子の「お行儀の悪さ」の原因は「砂糖」だった...アン王女の娘婿が語る
  • 2
    ドネツク州でロシア戦闘車列への大規模攻撃...対戦車砲とドローンの「精密爆撃」で次々に「撃破」する瞬間
  • 3
    韓国が「佐渡の金山」の世界遺産登録に騒がない訳
  • 4
    携帯契約での「読み取り義務化」は、マイナンバーカ…
  • 5
    「下手な女優」役でナタリー・ポートマンに勝てる者…
  • 6
    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…
  • 7
    『ザ・ボーイズ』がくれた「イケメン俳優」像を笑い…
  • 8
    「黒焦げにした」ロシアの軍用車10数両をウクライナ…
  • 9
    「劇場型政治家」小池百合子の限界...頼れる誰かに擦…
  • 10
    黒海艦隊撃破の拠点になったズミイヌイ島(スネーク…
  • 1
    韓国が「佐渡の金山」の世界遺産登録に騒がない訳
  • 2
    メーガン妃が「王妃」として描かれる...波紋を呼ぶ「帰ってきた白の王妃」とは?
  • 3
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド、意外な2位は?
  • 4
    携帯契約での「読み取り義務化」は、マイナンバーカ…
  • 5
    ウクライナ戦闘機、ロシア防空システムを「無効化」.…
  • 6
    黒海艦隊撃破の拠点になったズミイヌイ島(スネーク…
  • 7
    H3ロケット3号機打ち上げ成功、「だいち4号」にかか…
  • 8
    キャサリン妃も着用したティアラをソフィー妃も...「…
  • 9
    能登半島地震から半年、メディアが伝えない被災者た…
  • 10
    ルイ王子の「お行儀の悪さ」の原因は「砂糖」だった.…
  • 1
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド、意外な2位は?
  • 2
    韓国が「佐渡の金山」の世界遺産登録に騒がない訳
  • 3
    ニシキヘビの体内に行方不明の女性...「腹を切開するシーン」が公開される インドネシア
  • 4
    接近戦で「蜂の巣状態」に...ブラッドレー歩兵戦闘車…
  • 5
    新型コロナ変異株「フラート」が感染拡大中...今夏は…
  • 6
    メーガン妃が「王妃」として描かれる...波紋を呼ぶ「…
  • 7
    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思ってい…
  • 8
    爆破され「瓦礫」と化したロシア国内のドローン基地.…
  • 9
    携帯契約での「読み取り義務化」は、マイナンバーカ…
  • 10
    「何様のつもり?」 ウクライナ選手の握手拒否にロシ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中