現代自インド子会社IPO、引受手数料は最大4000万ドル=関係者
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6月26日、韓国現代自動車のインド子会社が計画している新規株式公開(IPO)を引き受ける銀行の手数料は、最大で総額4000万ドルとなる見通しだ。写真は同インド子会社の工場。タミルナドゥ州で2012年10月撮影(2024 ロイター/Babu)
M. Sriram
[ムンバイ 26日 ロイター] - 韓国現代自動車のインド子会社が計画している新規株式公開(IPO)を引き受ける銀行の手数料は、最大で総額4000万ドルとなる見通しだ。事情に詳しい関係者3人の話で明らかになった。
ディールロジックのデータによると、引受手数料の総額が4000万ドルの場合、インドでは2021年にフィンテック企業ペイティーエムが上場した際の4400万ドルに次ぐ2番目の規模となる。
現代のインド子会社は今月、ムンバイ証券取引所への上場を当局に申請した。現代はこのIPOにより25億─30億ドル前後の資金を調達する方針だ。
関係者によると、現代のインド子会社はJPモルガンやシティグループ、HSBCといった銀行に調達額の1.3%を手数料として支払う。調達額が目標レンジの上限である30億ドルの場合、手数料総額は4000万ドルとなる。
手数料総額が銀行間でどのように配分されるかは、まだ決められていない。通常は主幹事銀行が大部分を受け取る。
現代インド子会社のIPOではJPモルガン、シティグループ、HSBCが主幹事を務める。このほかモルガン・スタンレーやインドの銀行コタクも参加している。
インドでは通常、銀行はIPOの引受手数料として調達額の1―3%を受け取る。IPOの規模が大きいほど、発行体企業の決定力が強くなる傾向がある。