米5月ミシガン大消費者信頼感67.4に低下、インフレ期待は上昇

米ミシガン大学が１０日発表した５月の消費者信頼感指数（速報値）は、６７．４と６カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。２０２１年１１月撮影（２０２４年　ロイター/Jon Cherry）

［ワシントン　１０日　ロイター］ - 米ミシガン大学が１０日発表した５月の消費者信頼感指数（速報値）は、６７．４と６カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。４月は７７．２。ロイターがまとめたエコノミスト予想は７６．０だった。

消費者調査ディレクターのジョアン・スー氏は声明で「消費者はここ数カ月、判断を保留してきたが、現在はさまざまな面でマイナス方向に進む展開を感じている」と指摘。「今後１年間でインフレ、失業、金利の全てが不利な方向へ動く可能性があるとの懸念が示された」と述べた。

１年先の期待インフレ率は３．５％と４月の３．２％から上昇した。５年先の期待インフレ率は３．１％と前月の３．０％から上昇した。