ニュース速報
ビジネス

ブラックストーン、シンガポールPE部門の人員拡充 2年で倍増

2024年01月16日(火)11時56分

 1月15日、米投資会社ブラックストーンは東南アジアで増加する案件に注力するため、今後2年以内にシンガポールのプライベートエクイティ(PE)事業の人員を倍増させる。同社幹部が明らかにした。写真はブラックストーングループの本社。ニューヨークで昨年1月撮影(2024 ロイター/Jeenah Moon)

Yantoultra Ngui Kane Wu M. Sriram

[シンガポール/香港/ムンバイ 16日 ロイター] - 米投資会社ブラックストーン

ブラックストーンのアジアPE部門代表のアミット・ディキシット氏は、シンガポールの事業拡大で政府系ファンドや個人投資家といった顧客との距離を縮めることができると説明した。

シンガポールのPEチームは2年以内に6─7人に拡大する予定という。

地政学的な緊張が高まり、中国経済の回復が鈍化する中、中国に代わる拠点を探す動きが出ており、ブラックストーンも他の資産運用会社に続きシンガポールでオフィスを拡充する。

ディキシット氏は「新型コロナウイルス禍にシンガポールに拠点を置く動きが加速しており、インドや中国、韓国、あるいはグローバルの企業であってもシンガポールに本社を置くことになる」との見方を示した。

テクノロジーやヘルスケア、消費者、金融サービス、付加価値産業などに注力し、規模が小さいものでは1億5000万ドル相当の案件が対象になると述べた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米、グリーンランド訪問計画変更 デンマークは「歓迎

ビジネス

英CPI、2月は前年比+2.8%と予想以上に鈍化 

ワールド

韓国最大野党の李代表に逆転無罪判決、大統領選出馬に

ビジネス

台湾の対米貿易黒字は「構造的問題」、米国も理解=中
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs
特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs
2025年4月 1日号(3/25発売)

トランプの「逆風」をはね返す企業の努力が地球を救う

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き詰った「時代遅れ企業」の行く末は?【アニメで解説】
  • 2
    【独占】テスラ株急落で大口投資家が本誌に激白「取締役会はマスクCEOを辞めさせろ」
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥ…
  • 5
    「トランプが変えた世界」を30年前に描いていた...あ…
  • 6
    「テスラ離れ」止まらず...「放火」続発のなか、手放…
  • 7
    トランプ批判で入国拒否も?...米空港で広がる「スマ…
  • 8
    【クイズ】アメリカで「ネズミが大量発生している」…
  • 9
    老化を遅らせる食事法...細胞を大掃除する「断続的フ…
  • 10
    「悪循環」中国の飲食店に大倒産時代が到来...デフレ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 5
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 6
    「低炭水化物ダイエット」で豆類はNG...体重が増えな…
  • 7
    「テスラ離れ」止まらず...「放火」続発のなか、手放…
  • 8
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「レアアース」の生産量が多…
  • 10
    古代ギリシャの沈没船から発見された世界最古の「コ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 3
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 4
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 7
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 8
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 9
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 10
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中