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米国株式市場=小幅続伸、S&P500は週間で17年以来の連騰記録

2023年12月16日(土)07時25分

米国株式市場は小幅続伸して取引を終えた。S&P総合500種は2017年以来最長となる7週連続の上昇を記録した。ニューヨークで撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米国株式市場は小幅続伸して取引を終えた。S&P総合500種は2017年以来最長となる7週連続の上昇を記録した。

米連邦準備理事会(FRB)のハト派転換の影響はこの日も続いたが、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が利下げ観測をけん制したことで、楽観的な見方が一部後退した。

金利に敏感な不動産セクターと公益セクターがそれぞれ1%超下落し、これまでの大幅上昇の一部を吐き出した。

ダウ工業株30種はこの日、3営業日連続で過去最高値を更新。半導体指数は週間で9.1%高となり、5月以来の大幅上昇を記録した。

ボケ・キャピタル・パートナーズ(ピッツバーグ)のキム・フォレスト最高投資責任者(CIO)は「サンタクロース・ラリーと呼ばれるようなことが起こるかどうかは分からないが、あらゆることを考慮すると、ここから上昇に転じる可能性はある」と述べた。

週間では、ダウは2.9%上昇、ナスダック総合は2.8%上昇、S&P500は2.5%上昇した。

この日はまた、クアドルプル・ウィッチング(先物・オプション取引の期限集中日)に当たっていた。このため出来高は多く、米取引所の合算出来高は197億6000万株に上った。直近20営業日の平均は118億株。

個別銘柄では、コストコ・ホールセールが4.4%上昇。第1・四半期の業績が市場予想を上回った。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.00対1の比率で上回った。ナスダックでも1.54対1で値下がり銘柄が多かった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 37305.16 +56.81 +0.15 37194.50 37347.6 37092.0

0 2

前営業日終値 37248.35

ナスダック総合 14813.92 +52.36 +0.35 14797.46 14848.4 14753.1

1 6

前営業日終値 14761.56

S&P総合500種 4719.19 -0.36 -0.01 4714.23 4725.53 4704.69

前営業日終値 4719.55

ダウ輸送株20種 16016.11 +103.19 +0.65

ダウ公共株15種 881.89 -15.27 -1.70

フィラデルフィア半導体 4117.00 +19.53 +0.48

VIX指数 12.28 -0.20 -1.60

S&P一般消費財 1416.96 +6.74 +0.48

S&P素材 534.42 -1.07 -0.20

S&P工業 951.80 -1.90 -0.20

S&P主要消費財 749.43 -0.02 0.00

S&P金融 620.17 -2.50 -0.40

S&P不動産 249.47 -3.14 -1.24

S&Pエネルギー 638.29 -3.29 -0.51

S&Pヘルスケア 1558.59 -13.37 -0.85

S&P通信サービス 237.27 +0.35 +0.15

S&P情報技術 3386.07 +23.70 +0.70

S&P公益事業 322.36 -5.67 -1.73

NYSE出来高 39.10億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 32705 - 185 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 32630 - 260 大阪比

ロイター
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