豪政府、中銀と物価安定目標の達成に向けたアプローチで合意

12月8日、 オーストラリアのチャーマーズ財務相は金融政策に関する声明を出し、財務省とオーストラリア準備銀行(中央銀行)は柔軟なインフレ目標が物価安定を達成するための適切な枠組みという点で一致し、安定的で低いインフレの重要性を認識していると表明した。写真は豪中銀本部ビル、2016年3月撮影(2023年 ロイター/David Gray)
[シドニー 8日 ロイター] - オーストラリアのチャーマーズ財務相は8日、金融政策に関する声明を出し、財務省とオーストラリア準備銀行(中央銀行)は柔軟なインフレ目標が物価安定を達成するための適切な枠組みという点で一致し、安定的で低いインフレの重要性を認識していると表明した。
財務省と中銀は、消費者物価インフレ率2─3%の目標が適切だと合意したという。
チャーマーズ氏は声明について「中銀の独立性に対する政府のコミットメントを再確認し、中銀理事会の法制化された目標を達成するため合意されたアプローチを示す」内容だとし、4月に公表された中銀「レビュー(点検)」に盛り込まれた提言の実施に資するとした。