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ベッセント米財務長官は、株式市場の下落について、トランプ大統領の政策よりも、中国新興企業ディープシークの人工知能(AI)モデル台頭に関係しているという認識を示した。4日に公開された保守派のコメンテーター、タッカー・カールソン氏とのインタビューで述べた。写真は首都ワシントンで3月撮影(2025年 ロイター/Evelyn Hockstein)
Costas Pitas Brendan O'Brien
[4日 ロイター] - ベッセント米財務長官は、株式市場の下落について、トランプ大統領の政策よりも、中国新興企業ディープシークの人工知能(AI)モデル台頭に関係しているという認識を示した。4日に公開された保守派のコメンテーター、タッカー・カールソン氏とのインタビューで述べた。
ベッセント氏は「市場の下落が全て大統領の経済政策によるものだと考えている皆さんに言いたい。この市場の下落は中国ディープシークのAI発表から始まった」と語った。
「市場で起きていることはMAGAの問題ではなく、MAG(マグ)7の問題だと言えるだろう」とし、トランプ氏が掲げるスローガン「MAGA(米国を再び偉大に)」と、マグニフィセントセブン(超大型ハイテク7銘柄)に言及した。
トランプ氏が2日に発表した貿易相手国に対する相互関税は、アナリストや投資家の予想よりも厳しい内容となった。
米株市場は発表後の2日間で約10%下落している。
ディープシークが低コストで開発したAIモデルを発表した1月下旬にも市場は急落し、マグニフィセントセブンの一角である半導体大手エヌビディアは時価総額が1日で6000億ドル近く減少した。しかし、その後市場は持ち直し、2月中旬にはS&P総合500種は最高値を更新していた。
トランプ政権当局者らは相互関税発表後の株価急落を重要視しない姿勢を示している。
ベッセント氏はまた、政権は「強いドル」政策を維持していると述べ、関税引き上げが米製品の世界市場での競争力を高めるために意図的にドル安を誘導する取り組みだという一部のアナリストの見方を否定した。