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バス運転手から「出産祝い」、これってあり!?
結婚観のリセットも必要
メディアの問題もある。テレビや新聞などでは、「子育ての大変さ」に焦点を当てたコンテンツがとりわけ多い。だが、もっとごく普通の「子育ての楽しさ」を伝える内容の番組や記事がもう少し増えてもいいのではないか。
「結婚観」についても、より柔軟に考えるべきであろう。
昨今、「結婚しない理由」について経済的不安といった理由が多く挙げられているが、戦前から戦後の高度成長期にかけての小説や新聞記事などを読んでいると、「貧しいからこそ結婚して子供をつくる」という趣旨の内容がしばしば出てくることに気付く。
「結婚して二人で力を合わせる」「同居により家賃や食費を軽減できる」「子供が将来の面倒を見てくれる」といった考え方である。こういったマインドへの転換(回帰)も重要かもしれない。
そう考えると問題は「高すぎる教育費」となりそうだ。ただし、この部分も実は「公立高校の授業料の無償化」(2010年)、「(大学など)高等教育の無償化」(2020年)といった制度が整備されつつある。
しかしこのような制度を知らない若者も多いと聞く。せっかくの制度、政府はしっかりとアピールし、過剰な「子育て不安」の軽減に努めてほしい。
とはいえ、所得制限などの問題も少なくなく、このあたりこそ「異次元」で進めていただきたい。わが家にも受験生がいる。
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