「プーチンさんを悪く言わないで!」という「陰謀論」動画の正体
「ディープステート」については、面倒なので以下、本稿本文中ではDSと記述する。
篠原:僕もね、ユダヤというものを陰謀論で語っていいかというとそうじゃなくて。例えば僕はウクライナの紛争のことをいろんな通信でね(中略)いろんな外信を見てですね、リアルタイムでみたものをレポート書いたりもしてたんですね、でも必ずですね、局面局面で大きなことが起こるときに、例えばユダヤの勢力が明確に支援してるんですね、お金を出す、極端な時はですね、ユダヤ人のネオナチ組織みたいのが出ましてね、それがウクライナに義勇兵として参加していると、客観的な報道で、日本ではだれも報道しないですけどね、向こうのウクライナの報道では出てくるわけですよきちっと、実名も出して。
そういうのを見ているとですね、同時進行でイラク、シリアとアイシル(筆者注:イスラム国)、一種非国家的な国家というかね、国家組織、地域制圧型の組織ができてくる。従来の国家の枠を超えたね、そういうのがますます全面に出てきていろんな紛争を操るようになった。(中略)
馬渕:結局ね、ウクライナでどういうことが行われてきたかと言うと、10年前に、つまり今回の危機の10年前にオレンジ革命(筆者注:親露的とされるヤヌコヴィチ政権崩壊のこと)というのがあって、ところがオレンジ革命、誰がやったかと言うと、これは民主化運動だという風にしか我々教えられてませんけれども、私も現地に行ってよくわかりましたが、これはアメリカのネオコンがやったんですね(笑)。
何故アメリカのネオコンがやったかと言うと(中略)その背後にいたのがあのジョージ・ソロス(筆者注:ハンガリー系ユダヤ人投資家)なんですね、そのジョージ・ソロスと、亡くなりましたけどもアメリカ共和党のマケインが事実上組んでやってるようなもんでね。そういうことがもう公になっているんですね現地では。ところが日本ではそういうことが言わないというか、報道されないんですね。(中略)彼ら(筆者注:ジョージ・ソロスら)はプーチンを何とかね、ウクライナ紛争に引き込んで、プーチンに反撃しようと、そのために私はウクライナは使われたんだと思うんですよね。
篠原:逆にあれですよね、プーチンの対応を見ると、常にウクライナの問題から距離を置こう距離を置こうと。そういう対応ですよね実際は。
馬渕:だからそれが、逆にね日本ではプーチンが侵略した、この頃はもうプーチンがウクライナを侵略したことになっている。別にプーチンが好き嫌いにかかわらずね、それは事実に反するということだ。(中略)彼(筆者注:イーゴル・コロモイスキー、ユダヤ系のウクライナ資産家)が何をやってたかと言うと、私兵を使って、つまり傭兵を、自分の武装集団を持ってたんですね。アゾフという。それがロシア人を虐殺してたわけですよ。
篠原:アゾフ大隊と言うのは僕も映像で覚えてますが、旗はですねハーケンクロイツですよ、ナチスの旗を。ヘルメットにもハーケンクロイツ、鍵十字ですよナチスの。そういう部隊ですよ。
馬渕:視聴者の皆さんも意外に思われたかも知れませんが、コロモイスキーはユダヤ系なんですよ。それが、ユダヤ系を虐殺したというナチスのハーケンクロイツを振りながら、東ウクライナでね、ロシア人を虐殺してるっていうのが、ウクライナ危機の真実なんですよ。
篠原:僕ね、ユダヤのネオナチっていうのもショックを受けましたけど、ロシア系住民の集団虐殺で、遺体が掘り出されたのもずいぶんあって。OSCEがね、欧州安全保障機構が立ち会って、彼らが虐殺だって認定したのに、日本の記者は誰も報道しないんですね。(中略)それくらい虐殺事件が起きているんですね。
馬渕:今の篠原さんのお話で、皆さんお分かりになったと思いますけどね、我々が、日本のメディア、だいたいアメリカのメディアの孫引きが多いんですがね、それで理解しているウクライナ情勢、或いはそのプーチン像とは全く実際は違う、というのを理解していただければと思うんですね。(後略)
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