過去30年、日本で株価が上昇したのはオーナー系企業だった(為末大×藤野英人)
身体能力がものを言う短距離とは違い、400mハードルは技術面の要素も大きいと踏んだ。その後の活躍は周知の通り。結果的に自分に合った競技を選択することができた。
日本では競技を先に選ぶ人が多いが、それよりも向き・不向きのほうが勝つためには重要だと為末氏は言う。向いている競技を選ぶ、つまり「勝ち筋」が見える人と見えない人では何か違うのか。
藤野氏は、それを「自分や周りを客観視できる目」、つまり「メタ認知力」だと指摘。これは訓練である程度は養うことはできるが、持って生まれた力も大きいようだ。
「成功するかしないかはメタ認知力にかかっていると言ってもいい。逆に言えば、勝ち筋が見えた段階で、その競技や仕事は自分に向いているということだ」
株の世界も、まさに勝つか負けるかのゲーム。勝ち筋が見えたら、おのずと戦い方や己の高め方が見えてくるはずだ。
※「お金のまなびば!」は、藤野氏とお金や投資、経済について学んでいくYouTubeチャンネル。今回はその動画「【藤野英人×為末大】どんな人でも成功する勝ち筋の見つけ方」から、エッセンスをほんの一部、記事にまとめた。
構成・酒井理恵
●YouTubeチャンネル「お金のまなびば!」
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