人生はほとんど運。運が良い人・悪い人の決定的な差とは?(武田双雲×藤野英人)
「運の良い人は答えを発見した。運が悪い人との差はそこにある。つまり、運の良い人はいつもチャンスにアンテナを立てており、運の悪い人は自分にチャンスがあるとは思っていない。『人生にはチャンスがある』と思って楽しく生きているか、『人生にチャンスなんかない』と思っているか、メンタリティの差だ」と、藤野氏は指摘する。
運は誰にも平等にやってくるが、キャッチする心構えがあるかないかで人生に大きく違いが出るというわけだ。
これに対し、自他ともに認める「ラッキーマン」だという武田氏は、運を上げるには「不必要と思えることにたくさん挑戦することが必要」と持論を語る。
学生時代、学校で教えられたことはまともにできず、応用ばかり実践していたという武田少年。授業中は、カーテンと同じ動きをしたり、鉛筆との一体化を試みたりして過ごす。
教師からすれば間違いなく手を焼いた存在だろうが、「世の中に新しいものを生み出す芸術家になり、不必要なことをたくさんしてきたことが財産になっている」と笑顔を見せた。
また、藤野氏によれば、投資で失敗しても、運の良い人は「所詮運だから、明日また頑張ろう」と気持ちを切り替えることができる。運について正しく理解している人は、落ち込むことも、逆に調子に乗ることもないからだ。
「『所詮は運』だから努力する。一つひとつの勝負にこだわらずに、良いやり方で挑戦し続ければ、運が味方になってくれる」
「運が良い人」になるために必要なのは、チャンスを逃さないこと、チャレンジし続けること。これまでの考え方や行動パターンを少し変えることで、誰でも運を呼び込むことができるのだ。
構成・酒井理恵
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