日経平均高値は「面白くなる日本」の先取り 投資で失敗しない方法は?
「お金のまなびば!」より
<情勢は未だ不透明だが、「今後20年、日本にはもっと成長する余地がある」とひふみ投信の藤野英人氏は主張する。世界株と日本株、どちらに投資するのがいいのか。その場合に忘れてはならないことは?>
ひふみ投信シリーズのファンドマネージャーとして知られる藤野英人氏と、お金や投資、経済について学んでいくYouTubeチャンネル「お金のまなびば!」。
今回取り上げる動画は、「【資産形成】今からでもスタートできる!買うべきは日本株?世界株?」。
ひふみ投信シリーズの運用成績は、この12年で6倍以上になっている。その理由として、藤野氏は「それだけ株価が上がる会社がたくさんあったということ。感覚的には、株価が上がる会社はまだまだ増えており、日本の株式市場の中でもっとチャンスが出てくる」と語る。
2021年2月、日経平均株価が約30年ぶりに3万円台の大台を突破したことは、人々が改めて日本株に注目するきっかけとなったはずだ。しかし、コロナ禍においてはいつ大暴落するかも分からず、先行き不透明との見方も強い。
特に外出自粛の影響で、外食産業や観光業が苦境に立たされている現状は周知の通り。
しかし、藤野氏によると、知らないうちに立ち直っていく可能性が高いという。なぜなら、「コロナ終息後にしたいこと」として旅行を挙げる人が圧倒的に多いからだ。
「今は苦しい状態でも、いつか経済は回ってくる。これまでの20年よりこれからの20年のほうが、日本社会はもっと面白くなるだろう」
株価変動の要因は1つではなく、さまざまな要素が複合的に絡み合っているが、端的に言うと将来に対する期待値が高いほど株価は上がる。
藤野氏によれば、日経平均が上がったのは、これから面白くなる日本社会を株価が先取りしたから。今こそ「日本株にも投資を」と力を込める。
「もちろん、アメリカ、ノルウェー、中国など、面白い会社、成長が見込める会社は世界にたくさんあり、ひふみシリーズでも1年半ほど前から世界株のファンドを開始した。しかし、日本株と世界株のどちらか一方ではなく、両方とも投資してもらいたい」
ひふみ投信は主に日本の成長企業に投資することで知られるが、決して日本株一択、という考え方ではないようだ。
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