最新記事

セレブ

「11歳でポルノを見始めた」ビリー・アイリッシュの告白を大物ポルノ俳優が称賛

Billie Eilish Gets Praised By Porn Star For Bashing Adult Movies

2021年12月23日(木)11時41分
サナ・カーン
ビリー・アイリッシュ

Mario Anzuoni-REUTERS

<数多くのポルノ作品に出演してきたランディ・スピアーズは、ビリー・アイリッシュが言うように未発達な脳は「ポルノを消化できない」と語った>

ポルノ業界の大物俳優として知られるランディ・スピアーズは、ポルノ映像に関するビリー・アイリッシュの主張に賛同し、彼女が自らの過去を率直に語ったことを称賛した。「こういう話について告白し、心をさらけ出したビリーは本当に勇気がある」と、60歳になったスピアーズは芸能情報メディアTMZに語った。

発端は、最近20歳になったばかりのアイリッシュが12月13日のラジオ番組「ハワード・スターン・ショー」で、11歳のときからポルノを見始め、そのせいで脳にダメージを負ったと語ったことだった。「ポルノは恥ずべきもの」と、彼女は語った。

「正直に言うと、これまでたくさんのポルノを見てきた。ポルノを見始めたのは、まだ11歳のときだった」と、アイリッシュは告白している。「確実に私の脳は破壊されたと思うし、これほどたくさんのポルノにさらされていたことに心から打ちのめされている」

また暴力的なポルノを見続けた結果、金縛りのような症状に悩まされたとも語っている。成長して実際にセックスを経験したときも、自身が「嫌だ」と感じたことを止めさせることができず、むしろ「そうすべき」と考えてしまったという。

「ポルノがこれほど愛されていることに怒りを感じる。そしてそのことを問題ないと思ってしまった自分に怒りを感じる」と、彼女は語った。「ポルノ映像に映る女性器は本当に狂っている。女性器も女性の体も、あんな風には見えない」

「簡単に人格を破壊する」

こうしたアイリッシュの告白についてスピアーズは、確かにポルノは特に子供の脳にダメージを与えると認めた。「まだ未成熟な脳は、(過激なポルノを)消化するだけの能力がない」と、彼は言う。「正しい心を持つ人の誰が、複数の女性と7人の男たちの映像を7歳の子供に見せたいと思うだろうか。かなり卑しい場面だ」

さらにスピアーズは、脳が発達途上であり実際の経験がほとんどない場合、こうしたアダルト向けのコンテンツは簡単に人格を破壊すると語った。

子供がポルノを見ることの問題について言及しているのは、アイリッシュやスピアーズだけではない。ニューヨーク・セックス依存症センターの創立者ブラッド・ザルツマンはニューヨークポスト紙に、子供のポルノ視聴という問題は珍しいものではないと語った。

子供に十分な関心を向けずに、その後の長い人生に渡って悪影響を及ぼすアダルトコンテンツからわが子を守れずにいる親たちをザルツマンは非難している。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

トランプ氏側近、大半の輸入品に20%程度の関税案 

ワールド

米、中国・香港高官に制裁 「国境越えた弾圧」に関与

ビジネス

英インフレ期待上昇を懸念、現時点では安定=グリーン

ビジネス

アングル:トランプ政権による貿易戦争、関係業界の打
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 3

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 4

    「ポリコレ」ディズニーに猛反発...保守派が制作する…

  • 5

    アメリカ日本食ブームの立役者、ロッキー青木の財産…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 3

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 4

    アメリカ日本食ブームの立役者、ロッキー青木の財産…

  • 5

    「なぜ隠さなければならないのか?」...リリー=ロー…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    レザーパンツで「女性特有の感染症リスク」が増加...…

  • 3

    「日本のハイジ」を通しスイスという国が受容されて…

  • 4

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 5

    「なぜ隠さなければならないのか?」...リリー=ロー…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:引きこもるアメリカ

特集:引きこもるアメリカ

2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?