コラム

ワクチンには色んな国で色んな考えがあるが、僕はなるべく早く打ちたい

2021年06月30日(水)20時24分
トニー・ラズロ

さっそく病院に駆け付けたら、なんと45番目の整理券をゲット! 待合室でしばらく待っていると順番がきて、無事に予約が取れた。1回目を7月に、2回目を8月に受ける予定だ。それまで注意して感染しないようにしないと。

ポリオワクチンを開発した米医学者ジョナス・ソークは、人々にその安全性を示すため、家族を実験台にした。1953年に、できたてのワクチンを息子3人、妻、そして自分に打った。その行為が勇敢だと評価されると、彼は自信に基づいた勇気だと説明した。

「そしてその自信の背景にあるのは(研究および実験による)経験だ」

似た心構えで今の新型コロナウイルスに向き合えばいいと思う。研究を重ねてできたワクチンだから、その経験を信じ、自信を。そして自信を生かして度胸を持つ。

感染とそれによる死亡率をなるべく早く抑えるために予防接種を受けよう。そして再び飲食店で人々と触れ合おう。

(とりあえず、ビールで)......乾杯!

NW_Tony_Laszlo.jpgトニー・ラズロ
TONY LÁSZLÓ
1960年、米ニュージャージー州生まれ。1985年から日本を拠点にジャーナリスト、講師として活動。コミックエッセー『ダーリンは外国人』(小栗左多里&トニー・ラズロ)の主人公。

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