救急隊員ら15人殺害の「過ち」を認めて逆に浮き彫りになったイスラエル軍の虐殺隠蔽体質
'Another Day, Another Cover-Up,' Rights Group Says as IDF Releases Report on Medics' Killing
また、救急隊員たちは近距離から撃たれたのではないというIDFの主張も、スカイ・ニュースの18日の報道によれば嘘だ。携帯電話の動画を分析した専門家は、12メートルくらいの距離から撃たれたと結論づけている。
パレスチナ系アメリカ人の政策アナリスト、ユセフ・マネアは、「残虐行為はしていないと繰り返すイスラエルの説明を西側メディアが信じたがる」傾向のせいで、イスラエルは民間人や救助関係者を攻撃しては、不慮の事故だったという見え透いた言い訳を繰り返していられるのだと述べた。
This pattern repeats incessantly precisely because western media is willing to believe as fact initial Israeli naratives around atrocities. It can only be understood as willful journalistic malpractice in the service of war crimes.
— Yousef Munayyer (@YousefMunayyer) April 20, 2025
人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」のケネス・ロス元専務理事によれば、イスラエル警察の調査は「職務上のミス」を認めたが、IDFは「戦闘員だとはっきり確認できる前にも相手を殺害できるとする交戦規定を見直した形跡がない、と批判する。「交戦規定は上官の承認も受けているはずだ」
救急隊員の殺害は、ガザ侵攻における「責任を問われない風潮」を浮き彫りにした、とあるイスラエルの政策アナリストは言う。
「わかっているのは、イスラエル(軍)は信用できない、ということだ。ニューヨーク・タイムズ紙があの動画を入手しなかったら、私たちは真実を知ることはできなかっただろう」と、イスラエルの著述家アキバ・エルダルは衛星テレビ局アルジャジーラに語った。「また隠蔽工作が行われたのだ」