韓国の松を育てた日本人がいた 日韓友好の礎となった林業技師・浅川巧とは

忘憂里共同墓地に掲げられた浅川巧の碑 대동묘지도 / YouTube
<日韓修交60周年となった今年、朝鮮文化を愛し民芸価値を見出した両国交流の先駆者の追慕式が行われた>
2025年4月2日、ソウル中浪区の忘憂里(マンウリ)歴史文化公園で「日韓合同浅川巧94周忌追慕式」が開催された。この式典は日韓修交60周年を記念するもので、日韓両国から40人余りが参加した。
朝鮮の山を守り、民芸品の美しさを広める
浅川巧は1891年、山梨県北巨摩郡甲村(現北杜市)で生まれた林業技師で、秋田県大館営林所勤務を経て1914年に兄・浅川伯教を追って朝鮮に渡り、総督府農商工部山林課に就職、林業試験場に配属された。当時、朝鮮半島の山々は荒廃が進んでおり、現地の風土に合う養苗法の開発と植林が巧の仕事だった。当時、朝鮮の松の養苗には2年以上が必要だったが、巧はこれを1年へと短縮することに成功するなど、画期的な養苗法を編み出した。このおかげもあって韓国の人工林の37%が巧の手によると言われている。
養苗のために必要な種子を採取するため、朝鮮各地を回った巧は、自然と朝鮮の人びとと彼らの生活用具に接することとなり、注目されることもなく粗末に扱われていた朝鮮の陶磁器や家具、民芸などを収集した。これらを美術教師だった兄・伯教と共に研究を進めて、24年、美術評論家で思想家だった柳宗悦の協力を得て景福宮内に朝鮮民族美術館を設立。29年『朝鮮の膳』、31年『朝鮮陶磁器考』と相次いで書籍も刊行して、朝鮮半島の民芸品の美しさを広める活動を続けた。
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