トランプが再定義するアメリカの役割...米中ロ「三極時代」の幕開け
TRUMP’S GREAT POWER GAME
「アメリカは中国とロシアの両方を封じ込めつつ、規模は小さいながら依然として敵対的なイランと北朝鮮にも対処し、ヨーロッパとアジアの同盟国の安全保障の費用を負担しなければならないという厳しい状況に立たされており」、従ってトランプの外交方針の転換は「合理的であり、不可避でさえある」と、ロシアの政府系シンクタンクのロシア国際問題評議会のイバン・ティモフェイエフ事務局長は主張する。
「ロシアに対するパワーポリティクスには大きな限界がある。ロシアはそうした駆け引きには慣れている。そこでトランプはウクライナの利益を犠牲にするかもしれない」
「逆説的ではあるが、最終的に、ウクライナはこうした試みから利益を得るかもしれない」と、ティモフェイエフは続ける。「さらなる損失を回避して、国家として生き残ることができるだろう。ただし、ロシアは単なる停戦では満足しない。法的な義務や、新たな現状について確固たる国際合意を要求するだろう」
歴史学者でジャーナリストのアダム・ホックシールドは、習とプーチンはそれぞれ「台湾とウクライナを獲得あるいは支配できるような暗黙的、明示的な取引を望んでいるはずだ」と本誌に語る。