不屈のウクライナ、失ったクルスクの代わりにベルゴロドに侵攻――ロシアは否定
Russia Denies Reports of New Border Incursion by Ukraine in Belgorod
過去には、ウクライナ軍がロシアのクルスク州の一部を支配し、和平交渉の際にロシア占領地と交換しようとする可能性が指摘されていた。しかし、最近の戦闘でウクライナはこの地域での支配を失い、ロシアのプーチン大統領がクルスクを訪問して勝ち誇る事態となっていた。
フリーランスジャーナリストのユアン・マクドナルド氏はX(旧Twitter)で、「ロシア領が占領されている状況でプーチンが和平に応じるとは考えにくい。クルスクで最後に残った突出部も早急に制圧しようとしている。しかし、ウクライナ軍がベルゴロドの一部を押さえれば、ドナルド・トランプ米大統領とプーチンのロシア有利の和平計画を狂わせる可能性がある」と投稿した。
大統領選挙中にはウクライナ戦争を24時間以内に終わらせると豪語して再選を果たしたトランプは、仲介役として戦闘終結を急いでいるが、ウクライナの安全は保証せず、ロシアが一方的に併合したクリミアと東部と南部の4州はロシアに帰属させるというウクライナに不利でロシアに有利な条件を匂わせている。