最新記事
移民問題

トランプ任期の4年間で95万人...? 類を見ない勢いで進む不法移民の逮捕

2025年3月18日(火)12時45分
ニューズウィーク日本版編集部
トランプが政権を握ってから、不法移民の逮捕数は急増している

トランプが政権を握ってから、不法移民の逮捕数は急増している CARLOS BARRIAーREUTERS

<トランプが掲げた「アメリカ史上最大の強制送還作戦」は、すさまじい効果を上げているようだ>

アメリカで暮らす1100万人以上と推計される不法移民を全て「犯罪者」と見なし、「アメリカ史上最大の強制送還作戦」を公約に掲げたトランプ米大統領の下、移民の逮捕件数が激増している。


米移民関税執行局(ICE)によれば、1月の政権発足から3月10日までの50日間で身柄を拘束された移民は3万2809人。1日当たり約656人で、約310人だったバイデン政権の最後の1年間の2倍強に達する。

全員が国外に強制送還されるわけではないが、今後もこのペースで摘発が行われれば、トランプの任期中の4年間で95万人以上が逮捕されることになる。


3万2809人

トランプ政権発足から50日間で逮捕された不法移民の数

約656人

逮捕された不法移民の1日当たりの数

95万人以上

今のペースが続いた場合の任期4年間の逮捕者数

展覧会
奈良国立博物館 特別展「超 国宝―祈りのかがやき―」   鑑賞チケット5組10名様プレゼント
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ゼレンスキー氏、米提案のエネルギー施設攻撃停止を支

ワールド

米ロ首脳、ウクライナ全面停戦合意できず インフラ攻

ビジネス

米国株式市場=反落、関税巡る懸念が重し FOMCに

ワールド

米最高裁長官が異例の反論、トランプ氏の「判事を弾劾
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平
特集:2025年の大谷翔平
2025年3月25日号(3/18発売)

連覇を目指し、初の東京ドーム開幕戦に臨むドジャース。「二刀流」復帰の大谷とチームをアメリカはこうみる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研究】
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 4
    失墜テスラにダブルパンチ...販売不振に続く「保険料…
  • 5
    「トランプ錯乱症候群」(TDS)って何? 精神疾患に…
  • 6
    ローマ人は「鉛汚染」でIQを低下させてしまった...考…
  • 7
    【クイズ】世界で2番目に「二酸化炭素(CO₂)排出量…
  • 8
    自分を追い抜いた選手の頭を「バトンで殴打」...起訴…
  • 9
    鈍器で殺され、バラバラに解体され、一部を食べられ…
  • 10
    51年ぶりに上陸...サイクロン「アルフレッド」がオー…
  • 1
    「若者は使えない」「社会人はムリ」...アメリカでZ世代の採用を見送る会社が続出する理由
  • 2
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦している市場」とは
  • 3
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研究】
  • 4
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 5
    失墜テスラにダブルパンチ...販売不振に続く「保険料…
  • 6
    白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「…
  • 7
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「石油」の消費量が多い国はどこ…
  • 9
    自分を追い抜いた選手の頭を「バトンで殴打」...起訴…
  • 10
    【クイズ】ウランよりも安全...次世代原子炉に期待の…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 8
    「若者は使えない」「社会人はムリ」...アメリカでZ…
  • 9
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 10
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中