ロシア特殊部隊、ガス管を通じてウクライナ支配地域に進軍...「阻止した」と発表のウクライナ軍は爆破シーンを公開
Russian Forces Walk Inside Gas Pipeline To Outflank Ukrainian Troops
ロシアは8日、クルスク州の3つの集落を奪還したと発表。翌9日の声明で、スジャの北西に位置するレベデフカ村を追加した。
ウクライナの戦況を追跡・発信するブログ「ディープ・ステート」も9日、ロシアがレベデフカを奪還したと報告している。ロシアの国営タス通信によれば、これらの集落を奪還したことで、ロシア軍はスジャにわずか10キロ強の地点まで迫ったという。
ロシアの有力軍事ブロガーもそれぞれ、ロシア軍が先週末にクルスク州で攻撃を仕掛けたことを報告した。
あるブロガーによれば、ロシア軍はしばしばパイプラインのトンネルを何キロも這って進軍し、トンネル内に座って「突撃命令を数日待っている」こともあるという。複数の親ロシア派チャンネルで、パイプライン内にいるロシア兵とされる画像が共有されている。本誌はこれらの画像を独自に検証できなかった。
ISWは8日、ロシアが地下に敷設されているガスパイプラインを使って、スジャのウクライナ陣地の迂回を試みていることを、ロシアとウクライナ両国の情報筋が報告し始めたと指摘している。
また、戦争を支持するロシアのアカウントは9日、ロシアはスジャから北のマラヤ・ロクニャまでを含む「前線の数カ所で攻撃」を開始したと報告した。
このアカウントによれば、スジャ周辺ではウクライナの防御が「崩壊しつつあり」、ロシアはドローン(無人機)による攻撃を強化しているという。