ウクライナとの和平に向け、ロシアに圧力...トランプが大規模な対ロシア「制裁・関税」を検討と表明

トランプ米大統領は7日、ロシアとウクライナの停戦と和平合意が成立するまで、ロシアに対する大規模な制裁や関税を検討していると述べた。写真は2019年6月、大阪で撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)
トランプ米大統領は7日、ロシアとウクライナの停戦と和平合意が成立するまで、ロシアに対する大規模な制裁や関税を検討していると述べた。ウクライナへの軍事・情報支援を停止したことと合わせ、両国に対し和平交渉を進めるよう求めた形。
トランプ大統領は自身のソーシャルメディアで「ロシアが現在、戦場でウクライナを徹底的に『叩きのめしている』という事実に基づき、停戦と平和に関する最終合意に達するまで、ロシアに対する大規模な銀行制裁や関税の導入を強く検討している」と述べた。その上で、「ロシアとウクライナへ。手遅れになる前に今すぐ交渉のテーブルに着いていただきたい」と要請した。
制裁の詳細については詳しく述べなかった。その後の大統領執務室での記者会見で、ウクライナ問題への対応が困難になっているとした。
トランプ米政権のウィットコフ中東担当特使はすでにロシア当局者らと広範囲にわたる協議を行っている。ウィットコフ氏は和平協定の枠組みについてウクライナとも協議中であると述べ、来週サウジアラビアでウクライナ側との会談が予定されていることを確認した。


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