移民の恐怖が増すアメリカで、私が弁護士としてできること

ジャマイカで受けた優れた教育のおかげで、私は世界の多くの国へ行く機会に恵まれた。いま移民業務で世界中から来たクライアントに会うとき、彼らの母国について1つか2つ、まともな質問をすることができる。そうするとクライアントも安心する。

移民弁護士の仕事を始めた頃、コートジボワールから来たクライアントに会ったら、明らかに緊張していた。私がコートジボワール出身の有名なサッカー選手ディディエ・ドログバが好きだと話すと、すぐに安心してくれた。

あのときのクライアントの反応を忘れたことはなく、いつもそうした安心感を与えられるよう心がけている。私がクライアントの手助けをする一方で、彼らは私に何かを教えてくれる。

新政権が発足してから、情報を求める人々が大幅に増えた。多くの人々が恐怖を抱いている。国内で合法的な地位を持たない人々だけではない。アメリカ市民でさえも、自分や子供や愛する人に何か起こらないかと心配している。

私は人々の不安を、自分のYouTubeチャンネルで、講演会で、ラジオ番組で、そして面と向かって聴いている。人々は何が真実で、何が合法的で、移民に関する現在の法律がどうなっているかを確かめようとしている。法律についての正確な情報が、正しい判断を下すために必要だと私は考えている。