プーチン大統領がアメリカ・イラン協議の仲介役で合意...核協議巡り申し出

ロシアのプーチン大統領は、核兵器を巡る協議についてイランと米国の仲介役となることに合意した。写真は2月撮影の提供写真(2025年 ロイター/Sputnik/Alexander Kazakov/Pool via REUTERS)
ロシアのプーチン大統領がイランの核兵器開発プログラムを巡る協議で米国との仲介役を担うことに合意したと、関係筋が4日明らかにした。
ロシア国営メディア「ズベズダ」は、クレムリン(ロシア大統領府)のペスコフ報道官の話として、プーチン氏が米国とイランの協議を仲介すると報じた。
関係筋はロイターに対し、ロシアは自ら仲介役となることを申し出たと明らかにした。
ブルームバーグはこれに先立ち、イランの核開発や反米勢力支援に関する協議を巡り、ロシアがトランプ米政権を支援することで合意したと報じた。
また、ロシアのウシャコフ大統領府外交政策顧問は、サウジアラビアの首都リヤドで先月行われた米ロ高官会合でイランも議題に上り、両国はこの問題について別途協議を行うことで合意していたと明らかにした。
米国家安全保障会議(NSC)のヒューズ報道官は、「トランプ政権は敵国、同盟国を問わず協議するが、それは国家の安全保障を守るという立場から行う」と述べた。
一方、ルビオ国務長官は4日、イスラエルのネタニヤフ首相と会談し、「イランがもたらす脅威に対処し、地域の安定に向けた機会を追求するために緊密に連携することを期待している」と伝えた。国務省の報道官が明らかにした。


アマゾンに飛びます
2025年4月22日号(4月15日発売)は「トランプショック」特集。関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら