社会保障局は死人に年金を給付している── 米国版「消えた年金」問題をイーロン・マスクのDOGEが暴露?
Elon Musk Responds to Social Security Concerns
マスクによるこの投稿は、民主党のジョン・フェッターマン上院議員が、DOGEが政府のデータにアクセスすることを批判した投稿に反論したものだ。
マスクが、はるか昔に死亡したとみられる人々が社会保障給付を受けているとの主張を最初に展開したのは2月11日、トランプ大統領とともにホワイトハウスの大統領執務室で記者団の取材に応じた時だ。DOGEが社会保障システムをざっと検証した結果、「150歳の人たちが登録されていた」、と述べた。
マスクが証拠として投稿した年齢別受給者のスクリーンショットを見ると、退職年金の受給資格を得る60〜69歳のアメリカ人が約4600万人いるほか、100歳以上の人の数も1000万人を超え、360〜369歳に記載された人物も1人いる。
Bruh, if I wanted to rummage through random personal shit, I could have done that at PAYPAL. Hello???
— Elon Musk (@elonmusk) February 17, 2025
Having tens of millions of people marked in Social Security as "ALIVE" when they are definitely dead is a HUGE problem.
Obviously.
Some of these people would have been alive... https://t.co/L17rSBR1Tb pic.twitter.com/6hBqAJ5TbF
本誌ではこのデータを検証できなかったが、ここに含まれる数字を合計すると、社会保障局から毎月給付を受けている人の数(2025年1月時点で7300万人)をかなり上回る。またこのデータの合計数は、アメリカの総人口も上回る。
2020年に行われた最新の国勢調査によると、総人口は3億4100万人だった。またピューリサーチセンターによると、アメリカに住む100歳を超える人の数は約10万人で、114歳を超える年齢の人はいない。