最新記事
アメリカ

トランプ再登場でインスタ離れ? フォロワー280万人が消えた背景

Donald Trump Sees Drop in Instagram Followers on POTUS Account

2025年2月4日(火)12時00分
クレア・ディッキー

メタにまつわる「黒い噂」

一方で、メタが、トランプと副大統領のJ・D・バンスのアカウントを強制的にフォローさせたとの噂が広まっている。メタの広報担当者アンディ・ストーンは、同社が運営するもう1つのソーシャルメディア「スレッズ(Threads)」への1月23日付の投稿で、以下のように明言している。「フェイスブック、あるいはインスタグラムのユーザーは、大統領や副大統領、ファーストレディの公式アカウントを自動的にフォローさせられることはない。これらのアカウントはホワイトハウスが運営しているので、新政権になったことで、これらのページの内容も変化している」

ストーンはまた、このプロセスは、前回の大統領選に伴う政権移行の際の慣行を踏襲していると指摘した上で、関連アカウントが引き継がれる時期には、「フォロー」「フォロー解除」の手続きには少々時間を要することもあると述べた。

ホワイトハウスの公式アカウントである@WhiteHouseを含む、前政権のアカウントをフォローしていたユーザーは、政権交代後も、現政権、そしてアーカイブ化された前政権のアカウントの両方を引き続きフォローすることになると、CNBCは伝えている。

ベルトウェイ・アドバイザーズの創業者兼最高経営責任者(CEO)で、かつてアメリカ連邦上院の院内総務チャック・シューマーの報道官を務めていたアンドリュー・コネシュスキーは、本誌に次のように語った。

「ホワイトハウス関連の公式ソーシャルメディア・アカウントの移行は、平和的な政権移行がデジタルの世界にも敷衍されたものだ。退任する大統領が記者会見場を明け渡すのと同様に、これらのオンラインコミュニケーションのチャンネルへの「鍵」も引き渡すことになる」

コネシュスキーによればこのプロセスは、オバマ政権から第1期トランプ政権への移行時に最初に導入されたものであり、「大統領府が、アメリカ国民とコミュニケーションをとる方法に関して、継続性を確保するもの」だという。

(翻訳:ガリレオ)

20250211issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年2月11日号(2月4日発売)は「中国経済ピークアウト」特集。人類史上かつてない人口減で「アメリカ超え」に赤信号 [PLUS] DeepSeekの実力

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

石破首相が6─8日に訪米、首脳会談で個人的関係構築

ビジネス

BNPパリバ、第4四半期利益が予想超え 25年目標

ビジネス

ユニクロ、1月国内既存店売上高は前年比8.6%増 

ビジネス

三菱UFJの10ー12月、純利益32.4%増 通期
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我との違い、危険なケースの見分け方とは?
  • 4
    中国AI企業ディープシーク、米オープンAIのデータ『…
  • 5
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 6
    脳のパフォーマンスが「最高状態」になる室温とは?…
  • 7
    DeepSeekが「本当に大事件」である3つの理由...中国…
  • 8
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 9
    メーガン妃からキャサリン妃への「同情発言」が話題…
  • 10
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 4
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 5
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 6
    DeepSeekショックでNVIDIA転落...GPU市場の行方は? …
  • 7
    緑茶が「脳の健康」を守る可能性【最新研究】
  • 8
    血まみれで倒れ伏す北朝鮮兵...「9時間に及ぶ激闘」…
  • 9
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 10
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 9
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 10
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中