ウクライナ大統領側近...アメリカ特使の「停戦と選挙」だけの要望に異論「うまくいきそうにない計画」
ウクライナのゼレンスキー大統領側近のドミトロ・リトビン氏は2月2日、ウクライナがロシアとの停戦後、大統領・議会選を実施するようトランプ米政権から要望されたことを巡り「うまくいきそうにない計画」だとの見方を示した。写真はロシア軍のミサイルに破壊された集合住宅での救助活動。1日、ポルタバで撮影(2025年 ロイター/Sofiia Gatilova)
ウクライナのゼレンスキー大統領側近のドミトロ・リトビン氏は2日、ウクライナがロシアとの停戦後、大統領・議会選を実施するようトランプ米政権から要望されたことを巡り「うまくいきそうにない計画」だとの見方を示した。
トランプ政権でウクライナ・ロシア担当特使を務めるキース・ケロッグ氏はロイターに、特にウクライナが数カ月中にロシアと停戦合意できるようなら、米国としては年内に選挙を実施してほしいと語った。
ウクライナは戦時を理由に選挙を停止中。ロシア側は、任期が切れているゼレンスキー氏には停戦合意に署名する資格はないと主張している。
これに対してゼレンスキー氏の広報担当顧問を努めるリトビン氏は、ケロッグ氏の断片的な発言を聞いただけなのでその立場を完全に把握することは難しいと断りつつ「彼の計画が停戦と選挙という構成だけであれば、失敗する計画だ。(ロシアの)プーチン大統領はこれら2つの要素だけでは決して怖じ気づかない」とロイターに書面で回答した。
ウクライナはこれまで繰り返し、ロシアが再び軍事侵攻するのを防止する安全保障の枠組みを獲得できない限り、停戦に応じたくないとの意向を示してきた。
一方でウクライナは、トランプ大統領が掲げる「力を通じた平和」の方針を評価。リトビン氏は、トランプ氏が先のゼレンスキー氏との会談でプーチン氏に対してどのような実効的な圧力をかけられるかなどに言及した点を指摘し、今後は関係者間で戦争を終わらせて恒久的な平和を確保するための具体策に関する速やかな取りまとめ作業が大事になると強調した。
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