米運輸長官、連邦航空局の改革表明 旅客機・ヘリ衝突事故受けて

1月30日、ダフィー米運輸長官は、米首都ワシントン近郊の空港付近で小型旅客機と陸軍ヘリコプターが衝突した事故を巡り、米連邦航空局(FAA)の改革案を近く発表すると表明した。写真は報道陣に対応するダフィー米運輸長官。ワシントンで30日撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)
ダフィー米運輸長官は30日、米首都ワシントン近郊の空港付近で小型旅客機と陸軍ヘリコプターが衝突した事故を巡り、米連邦航空局(FAA)の改革案を近く発表すると表明した。
ダフィー氏は「FAAを修正するための初期計画を策定しているところだ。近いうちに発表する意向だ」とXに投稿した。
FAAを巡っては、マイク・ウィテカー長官がトランプ大統領の就任日である20日に退任していた。
トランプ氏はFAA長官代行にクリス・ロシュロー氏を指名したと明らかにした。ロシュロー氏は米空軍の退役軍人で、20年以上FAAに勤務した経歴があり、全米ビジネス航空協会の最高執行責任者(COO)も務めた。
トランプ氏は、今回の航空機衝突事故に関して、バイデン前大統領が航空管制官の採用基準を下げたと非難し、多様性・公平性・包括性(DEI)推進の取り組みがFAAの能力に影響した可能性があると示唆した。
トランプ氏はホワイトハウスでの記者会見で、バイデン政権で運輸長官を務めたピート・ブティジェッジ氏を「彼は大失敗だ」と批判した。
ブティジェッジ氏はXへの投稿で、家族が悲しみに暮れる中、トランプ氏は嘘をつくのではなく、リーダーシップを発揮すべきだなどと反論した。


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