ウクライナがロシア最大の製油所を攻撃...「施設が炎上」映像が拡散も、ロシア側は被害なしと主張
Explosion Rocks One of Russia's Largest Refineries in Major Aerial Strike
ロシアは火災を否定「機器はすべて正常に動作」
クレムリン当局と関係のある報道を含むロシアの複数の情報筋は、1月11日にタネコ製油所の従業員が避難し、ニジネカムスク東方の空港でウクライナのドローン攻撃に対する警報が発令されたと伝えた。
ネット上で拡散されている映像について、本誌は独自に検証することができなかったが、現場で炎が上がっているように見える。また4月に撮影された映像には、ドローンと見られる機体が石油施設に接近している姿も映っている。
タタールスタンのロシア当局は、同製油所での火災発生を否定し、「空がオレンジ色に光っているのは、フレア設備の操作によるもので、技術的なプロセスに不可欠なものだ。すべての機器は正常に動作しており、夜間の安全を確保するための標準的な措置である」と説明した。
コバレンコによると、同施設はウクライナに広がる戦線から1000キロ以上離れている。
ドナルド・トランプ次期米大統領の就任を直前に控え、ロシアとウクライナは、戦争終結に向けた交渉で優位に立つため、互いに攻撃を続けるとみられる。
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