「不法移民の公開処刑」を動画で再現...波紋を呼ぶ過激発言
Texas Republican Proposes Public Executions of Undocumented Immigrants
不穏当・挑発的な発言はこれまでにも...
ゴメスの政治キャリアは不穏当な発言や挑発的発言を特徴とする。2024年は極右の立場でミズーリ州務長官選挙に出馬してネット上でかなり注目を浴びたが、有権者にはほとんど支持されなかった。
歴史的にLGBTQ+の街として知られるセントルイスのソーラード地区をジョギングしながら「軟弱なゲイでいるな。強くあれ」と放言する動画もある。
別の動画では、手製の火炎放射器を使ってLGBTQ+の書籍を燃やし、火炎放射器を禁止している国を「軟弱でゲイ」と罵倒していた。そうした言動はLGBTQ+活動家や主流政治家から非難される一方で、マット・ゲーツ前下院議員のような極右政治家からは賞賛を浴びた。
Xは暴力的な発言を禁止する規定を理由に、この動画の見える範囲を制限した。
「私の動画が制限されて、私のアカウントが停止されたことは、私が体制にとって最大の脅威であることを物語る。なぜなら私は見たままを訴えて人々に希望を与え、彼らの金を必要としないからだ」。Xに動画を制限されたゴメスはそう書き込んだ。「忘れるな。我々に助けは来ない。縛られたままだ」
この投稿には、ニューヨークの地下鉄殺人の動画が添えられていた。
本誌の取材にメッセージで返答したゴメスは自分に反対する相手を批判して、自分の動画をアメリカとメキシコの国境で使うよう、テキサス州のグレッグ・アボット知事に促した。
「アボット知事は誰も抑止できないあんな看板の代わりに、私の動画を国境で流すべきだ。私はテキサスのために戦うことを選ぶ。なぜならテキサスは真実を語り、犯罪者をあぶり、子供たちを救う戦士を必要としているからだ」とゴメスは続ける。
「我々の『指導者』が仕事を始める前に、幼い少女や女性たちがどれだけ大勢レイプされ、殺されなければならないのか。テキサス州選出の議員が得意なのはウクライナに資金を拠出し、株を売買し、強い文言の書簡で役に立たない公聴会や調査を行うことだけだ。だがアメリカ国民にとって真の成果は何もない」
「テキサスをもてあそぶな。そして間違っても私をもてあそぶな。農家のために、家族のために、テキサスの退役軍人のために、議会で働く日を楽しみにしている」。ゴメスはそう結んだ。