最新記事
ウクライナ戦争

オレンジの閃光が夜空一面を照らす瞬間...ロシア西部の燃料施設で「大爆発」 ウクライナが「大規模ドローン攻撃」展開

'Massive' Ukraine Drone Attack Hits Russian Fuel Depot

2024年12月24日(火)21時25分
エリー・クック
攻撃ドローン

(写真はイメージです) Frame Stock Footage-Shutterstock

<ロシア軍に燃料を供給するオリョール州の燃料施設がまたしても標的に>

ロシア当局によると、ウクライナは国境を越えた「大規模」ドローン攻撃の一環として、ロシア西部の主要燃料施設を夜間に攻撃した。ウクライナによれば、この施設はロシア軍に燃料を供給しており、同施設を標的とした攻撃はわずか1週間余りで2度目となる。

【動画】夜空一面を照らすオレンジの閃光...ロシア西部の燃料施設が「大爆発」 ウクライナが無人機で「大規模攻撃」

ロシア・オリョール州のアンドレイ・クルィチコフ知事はテレグラムへの投稿の中で、ウクライナが同州に対して「大規模」ドローン攻撃を行ったと述べた。オリョール州は、ロシアがウクライナからの領土奪還を数カ月にわたって試みているクルスク州の北に位置する。

クルィチコフは12月22日朝、同州にある複数の「燃料・エネルギーインフラ施設」を狙うドローン20機を防空システムと電子戦システムで撃墜したと述べた。クルィチコフによれば、州都オリョールのすぐ北東にあるスタルノイ・コン村の燃料施設で火災が発生した。

ロシアの独立系メディア「アストラ」が公開した動画には、この施設の爆発と思われるオレンジ色の光が映っている。本誌はこの動画を独自に検証することはできなかったが、ウクライナ国家安全保障国防会議の関係者はこの動画を共有し、オリョール州で撮影されたものだと説明している。

クルィチコフは、死傷者や「重大な被害」は発生しなかったと述べた。

SDGs
「ステハジ」が描く脱プラ未来...マイボトルでギネス記録、給水が新たな選択肢に
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

日経平均は小反落で寄り付く、主力株買われプラス転も

ビジネス

中国、EU産ブランデーの反ダンピング調査を3カ月延

ワールド

英国王、がん治療で医療従事者に感謝 Xマス恒例メッ

ビジネス

台湾公取、米ウーバーのフードパンダ買収認めず 競争
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2025
特集:ISSUES 2025
2024年12月31日/2025年1月 7日号(12/24発売)

トランプ2.0/中東&ウクライナ戦争/米経済/中国経済/AI......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3個分の軍艦島での「荒くれた心身を癒す」スナックに遊郭も
  • 2
    ウクライナの逆襲!国境から1000キロ以上離れたロシアの都市カザンを自爆攻撃
  • 3
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリスマストイが「誇り高く立っている」と話題
  • 4
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命を…
  • 5
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 6
    オレンジの閃光が夜空一面を照らす瞬間...ロシア西部…
  • 7
    韓国Z世代の人気ラッパー、イ・ヨンジが語った「Small …
  • 8
    ウクライナ特殊作戦による「ロシア軍幹部の暗殺」に…
  • 9
    中国経済に絶望するのはまだ早い
  • 10
    日本企業の国内軽視が招いた1人当たりGDPの凋落
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 3
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──ゼレンスキー
  • 4
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 5
    おやつをやめずに食生活を改善できる?...和田秀樹医…
  • 6
    ウクライナの逆襲!国境から1000キロ以上離れたロシ…
  • 7
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
  • 8
    9割が生活保護...日雇い労働者の街ではなくなった山…
  • 9
    村上春樹、「ぼく」の自分探しの旅は終着点に到達し…
  • 10
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 3
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼンス維持はもはや困難か?
  • 4
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 5
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 6
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 7
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 8
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
  • 9
    2年半の捕虜生活を終えたウクライナ兵を待っていた、…
  • 10
    村上春樹、「ぼく」の自分探しの旅は終着点に到達し…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中