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ウクライナ戦争

ロシア兵を吹き飛ばし煙幕を張って離脱する戦車と追撃するドローン......すべてを収めたドローン映像が公開された

Drone Catches Epic Battle of Ukrainian Tanks Against Russian Forces

2024年11月21日(木)14時20分
ブレンダン・コール
独製レオパルト2A6戦車とウクライナ第21独立機械化旅団

ドネツク州の前線近く、独製レオパルト2A6戦車とウクライナ第21独立機械化旅団(2024年5月12日) REUTERS/Valentyn Ogirenko

<激戦を極めるウクライナ東部戦線、ロシア軍部隊とウクライナ軍戦車が繰り広げる技と技のぶつかり合いをとらえた映像がまるで叙事詩>

ロシア軍とウクライナ軍の激しい攻防が続くドネツク州クラホヴェでウクライナ軍の戦車2両がロシア兵の拠点を砲撃、敵FPVドローンの執拗な追撃を交わして脱出する叙事詩のような映像が、ソーシャルメディア上で拡散している。

【動画】まるで戦争映画!?ロシア軍部隊の拠点を吹き飛ばし、ドローンに追われる凄絶な戦車乗りの死闘

親ウクライナのアカウント「WarTranslated(Dmitri)」がX(旧Twitter)に投稿した3分間の動画は、「クラホヴェ近郊における壮絶な戦車戦」という書き出しのコメントで始まり、ロシア軍が占領した村に侵入したウクライナ軍戦車が、ロシア兵が拠点としていた複数の家屋を攻撃・破壊したと指摘している。

アルビナ・フェラという別のXアカウントによれば、「目標を攻撃した後、1両の戦車は煙幕を張りながら離脱を始めた」。すると地平線上に突如ロシアのFPVドローンが現れ、最初の戦車を援護していた2両目の戦車を攻撃しようとする。

上空で狙いを定めようとするドローンに対し、「戦車は発煙筒を用いて陽動したためドローン・オペレーターは混乱し、見当違いの場所を戦車を探し始める」。

ウクライナの戦車2両は最後、平原の日を走り去る。コントロールを失って上空に舞い上がったドローンは、後に落下する運命だ。

「戦車兵は、現代戦の経験が豊富で、ドローンに電波が届きにくい低地を選んで移動した」とアルビナ・フェラは追加した。

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